毎年12月までふるさと納税の枠を使いきれずに余らせてしまっているのですが、今年も半分終わったのにまだ全然使えていないので、前半で良かった返礼品について、後半でのふるさと納税先の検討がてら、整理しておこうと思います。
まあ、2週目したところで、1週目で半分使えていなければ、追加でテコ入れするしかないのですが。変な返礼品をもらうのも嫌なので、つい後回しにしがちです。
(ふるさと納税を返礼品で選ぶのはなんとなく卑しい気もするのと、自分の住んでいる市区町村への住民税納付が減ってしまうという問題もあるのでなんとも言えないところはあるのですが、ふるさと納税後でも十分自分の分は納税されていると思うので、あまり気にしないことにしています。)
良かった返礼品(自治体/商品/事業者)
宮崎県都城市「甘熟豚 南国スイート詰め合わせ」(栗山ノーサン)
宮崎県都城市は豚肉・鶏肉の生産量日本一の市で、返礼率が60%~70%近くあった頃から色々と頼み続けており、もう5年近く頼み続けています。都城市全体では美味しいもの、そうでもないものと相応にばらつきはあるのですが、栗山ノーサンはその中でもかなり安定して美味しい豚肉をとどけてくれる事業者です。
事業者が栗山ノーサンの豚肉であれば、特にどれを頼んでも問題ないのですが、一番安定して美味しいのは「甘熟豚 南国スイート」で、オーケーストアの豚肉のような豚くささも当然なく、味が濃く柔らかいのでどんな料理に使っても「この肉普通に旨いな…」と感じられます。
1万円で2㎏なので、返礼率30%としてg150円相当ぐらいのイメージでしょうか。イオンなどで普通に豚肉を買うとそれぐらいするので、通常の豚肉の代替品としてはちょうど良いのではないでしょうか。
都城市には他の事業者が栗山ノーサンよりも量が多い豚肉のパックを提供していますが、美味しくない豚肉が大量に届いてもあまりうれしくはないので、こちらを選択したほうがよいかな、と思います。
尚、都城市は返礼品の設定がコロコロ変わるので、リンクが張れませんでした。
北海道 上士幌町「十勝しんむら牧場 放牧豚のハンバーグ」(十勝しんむら牧場)
ポーク100%のハンバーグです。まあ、ハンバーグはどこのものを購入してもそんなにハズレはないのですが、焼きやすさなどの使い勝手の意味で、ここのハンバーグは比較的ちょうど良い返礼品です。
量と味のバランスが良く、調理も簡単です。ちょっと料理が面倒な日に使いやすく、豚肉100%なので1つあたりのコストも安いのが良いですね。
(結局のところ、美味しいハンバーグを食べたい!という場合は、東京であればつばめグリルだったり、肉の万世レストランだったり、あるいは有名店に行けば良いので、日常的に使いやすい価格帯のハンバーグを頼んでしまうのが良いような気もします)
北海道白糠町「北海道海鮮紀行いくら」(広洋水産)
ふるさとチョイスの上位常連のいくらなのですが、リピーターが多いのもわかる程度にしっかりと美味しいです。冷凍で届いて、250gずつの解凍ができ、日持ちもするので非常に使いやすいですね。
いくらやウニ、うなぎ、牛肉などの高級食材系は安くて美味しくないものを頼むと相当残念な気持ちになるので、そこそこの価格帯のものを頼みたいところです。
(まあ、そこそこの価格帯の返礼品でもハズレがあるのが困るところなのですが…)
北海道音更町「おとふけ生豆セット」(JAおとふけ)
黒豆や小豆が好きなので、煮豆用に頼んでみましたが、非常に品質が良く、美味しい黒豆や小豆でした。黒豆や小豆はどこで買っても安くはないですし、好きなだけ食べたい!みたいな要求がある場合はおすすめです。日持ちもしますしね。
煮る時間が長い、という問題も、在宅勤務の休憩時間にセットして煮る、とかで出来るので、そんなに負荷は高くないです。
尚、種類を減らす、課金額を増やすのいずれかでグラムあたりの効率が上がりますが、そもそも量が多いので最小限で良いと思います。
返礼品を選ぶポイント・おすすめのふるさと納税ポータルサイト
安さで選ぶとだいたい失敗します。
ふるさと納税の返礼率が60%だったころは別にそんなことはなかったのですが、30%制限が明確に設定されて以降は、基本的に同じような返礼品で他の自治体と比較してg単位の価格が安い場合、大体美味しくないです。
A4・A5の牛肉と銘打っていても、全然ダメな肉が来るケースが多いので、平均的な納税額の返礼品を選ぶことをおすすめします。農業・畜産でブランドじゃないのにブランドに見せかけているものは避けましょう(〇〇みかんもどきとか)。
事業者のHPで判断する
正直、どこの自治体が良心的かはよくわかりませんし、特産品だからと言ってすべてが良品とは限りません。農業でも畜産でもそうですが、返礼品を作っているのは自治体単位ではなく事業者単位なので、事業者を見て返礼品を選ぶ必要があります。
事業者を見てもよくわからないところはありますが、ネットで確認できるいくつかのポイントはあります。
- ◎:ネットで調べると、Google mapに現地店舗の口コミがあり観光客から高評価を得ている
- 〇:ECでも販売しており、ECにもふるさと納税と同じ商品が適正な価格で販売されている
- 〇:HPに長期的に事業拡大を意図して事業を営んでいる形跡があり、HPにも力が入っており印象が良い。
- 〇:農協など、比較的大規模な組織が関わっている
- ×:HPがない・HPが充実しておらず、事業を拡大する意図が感じられない。
- ×:ECでふるさと納税で納品している商品が販売されていない。ふるさと納税の商品と同じ商品が販売されているが、明らかにB級品扱いである
結局、印象で判断する部分が多いのですが、印象は結構重要で、直感的に駄目そうな場合は大体駄目ですし、良さそうなところはやはり良いものを提供している傾向があります。
瞬間的に今が良ければ良い会社は駄目な品を出してきますし、ふるさと納税を足掛かりにECにつなげたい事業意欲旺盛な会社や、リピーター獲得したい会社はやはり良い品を送ってきますし、真摯な印象があります。
農協も安定した選択肢なので、正体のわからない法人が間に入っているよりは、農協が出しているものを返礼品でもらった方がよいですね。
おすすめのふるさと納税ポータルサイトについて
ぼくは基本的に「ふるさとチョイス」を利用しています。「さとふる」「ANAのふるさと納税」など色々あるのですが、「ふるさとチョイス」は管理のポータルとして使いやすいですし、やはり便利ですよね
(使った印象、「さとふる」はなんか下品な感じです。いや、「ふるさとチョイス」も決して上品ではないのですが)
d払いや福利厚生サイトのポイントボーナスと提携しているので、支払額に応じたポイントが獲得できるのも良いところではあります。合計で4%ぐらいはポイント還元されるんじゃないですかね。
返礼品の良さだけで選ぶのであれば「ANAのふるさと納税」など、選別したものを提供する系のポータルサイトを使うのも良いですが、「ふるさとチョイス」の高級返礼品ラインをチェックすれば済む話ではありますね。