(自分の別ブログからの移転記事です。2017年ごろなので、すこし変わっているかも。(そんなに変わるような内容の試験でもないけど…))
掲題の通り、1週間でとれそうなうえ、試験費用が会社持ちになるようだったので、趣味で受けてみました。参考書1周3時間、過去問3年分を2周6時間の計9時間ぐらいで800点程度で合格できました。
参考書・教材
参考書は前年度版でも問題なし
参考書はBookoffで入手した前年度版きたみりゅうじを使用。前年度版でも、テクノロジ系が多少古いぐらいで、まったく問題ありませんでした。
出版社には悪いですが、あまり学習費用をかけても費用分を取り戻せない試験なので、どうせなら安く済ませたらよいと思います。
過去問は無料で公開されている
問題の癖もあるので、問題の繰り返しで覚える形で十分対応できそうな問題です。
なので、アプリや無料で利用できるITパスポート試験対策サイトなどで解説文を補給しながら過去問を複数周することが重要に思えます。
ただ、ビット計算の問題などは、参考書で概要を理解していないと問題文だけでの理解が厳しい感じなので、参考書を読んだ方がわかりやすいですね。過去問やってて、引っかかったのはそこぐらいです。
実際の試験の感想
マネジメント系は社会人なら簡単だが、テクノロジ系が少し難しい
情報セキュリティ等のマネジメント系は企業勤めしていないと直感的にわからない部分があるかもしれないですが、逆に企業勤めさえしていれば、自分の環境に当てはめて考えれば解けるので、テクノロジ系を多少補強すれば合格できる試験という印象です。
学生の場合、技術系と実務系の両方で少し難しいと感じるかもしれません。まあ、ITパスポートを持っていて就職活動で有利になることは多分ないので、社会人になってから取ればよいのではないかと思います。
難易度的には極めて簡単ではあるので、これで評価される会社に勤めているなら、ボーナス問題なのですぐに資格を取ってしまった方が良いですねー。
社会人なら受けて損はない試験
とはいえ、社会人として最低限知っておくべきIT周りの知識を総ざらいできるので、従業員全員にITパスポート取らせてる会社とそうでない会社ではかなりIT活用の土壌が違うのではないか、と思わせられる試験ではありました。
低難易度のしょうもない国家試験ではあるものの、個人的には好印象で、周囲に薦めたくはなりましたし、今後益々IT活用を要請されるいまどきの新卒者であれば、とりあえず取っておいていいのではと思わせられます。
なんだかんだ、社内のシステムが変わったり、新しいシステムを使ったり、あるいは新しいシステムの導入検討をするにあたって、こういう基礎知識があるのとないのとでは、理解までのスピード感が違いますからね。
意外と大企業でも、ITパスポートレベルの理解がない方は多いので、その辺がスムーズなだけで、周囲から頼られる機会が増えて、評価が高まったりします、
3.留意点
受験のタイミングは自由でいつでも申し込めるのですが、なぜか合格発表は月末締め
プロメトリックなどでいつでも申し込んでいつでも受けられるのですが、合格発表は月末締め翌月15日、合格証は翌々月中旬発行と妙に時間がかかります。合格証を業績評価などで使いたい場合は、その辺を気にした方がいいかもしれません(ぼくもなんとなく月末に無理やり受けました)。
合格証に大臣の名前とか入るからですかね?他の試験みたいに、即座に合否がわかるような仕組みでも、全然かまわないと思うのですが…。
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