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2021年10月に読んだ漫画の感想(亜人ちゃんは語りたい、ライドンキング)

亜人ちゃんは語りたい(1~9)/ペトス

バンパイアやデュラハン、淫魔などの性質を持った人間である亜人がごくごく稀に存在する社会が舞台のSFコメディで、亜人に強い関心がある主人公が教師として赴任した学校で亜人と出会い、教師として交流を深めていく話です。

よくあるモンスター娘を題材にしている系に見えますが、本作はどちらかというと、可愛い女の子の出てくるコメディにSF題材として亜人という要素を乗っけた感じですね。

本作の魅力は、①亜人云々関係なく、キャラクターが魅力的でかわいい②亜人というSF要素をどう解釈していくかの理屈が面白いという2点です。

特に、後者はかなり新鮮で面白味がありますね(感覚としては、「ダンジョン飯」が近いかもしれません)。

正直、前者だけでも後者だけでも長期的に読むのがしんどくなってくるわけですが、交互に来ることで、味わいのバランスがちょうど良くなっています。

スピンオフの「オカルトちゃんは語れない」の方がより後者のSF寄りで若干とっつきづらいのですが、これも「亜人ちゃんは語りたい」からの流れであれば、しっくりくる内容で、こちらも良いですね。

また、読み手の年齢の問題ではあるのですが、さすがにぼくもいい歳なので、この手の「主人公が大人、主要人物子ども」の話で、主人公がちゃんと大人していないと、そこが非常に気になってしまうのですが、「亜人ちゃんは語りたい」の主人公である高橋先生は非常に精神が成熟しているので安心して読めます。

そりゃ頼り甲斐と男らしさ極振りで下心皆無ならモテますよねー、という納得感もあり、本作の主人公としてまさに適切です。

まあ、社会通念的は女子高生に求められたとしてもハグするのはどうか、という話はあるのですが、高橋先生は女子高生に欲情することが全くないので、読んでいてもそこまでの違和感は感じません。

あと、9巻の高橋先生の発言から見るとそもそも亜人ちゃん世界ではハグ自体が一般的な行為としてみられているという設定もあるみたいなので、一応理屈でも防衛はしてありますね。さすが。

既刊9巻まで一気に通しで読んだのですが、面白さがピークアウトすることなく、進行しているので、面白さは今後も持続しそうです。

(とはいえ、亜人ちゃんの悩み要素は大体解決してしまいそうなので、そろそろ完結しそうではありますが)

ライドンキング(1~7)/馬場康誌

雑に本作の設定を書くと、アジアの小国を興した超人プルチノフ大統領が異世界に転生して、無双する話なので、よくある異世界無双系ではあるのですが、プルチノフは現実世界でも肉体的にも精神的にも社会地位的にも超人設定なので、かなり入りやすい作品です。

もちろん、言語的な補助などの異世界転生ボーナスに当たるものはあるので、転生後は現実世界のプルチノフより「強い」わけですが、現実世界ですらトラックに突っ込まれるテロを起こされても意に介さず一人でなんとかできる超人であり、ゲリラから国を興したリーダーとしても超人という設定でもあるので、ご都合主義感を感じづらいんですよね。これは非常に良いところだと思います。

本作はバトル部分も及第点なのですが、どちらかというとプルチノフを中心としたコメディ部分に面白みがある作品で、オークやケンタウロス、サハギン、レイブンといった色々な亜人が出てくるのですが、それぞれの種族の特徴付けも含めて、かなり上手に料理されている印象です。

(オークは人を襲って食べる種族なのですが、別に人肉を好んでいるわけでもなく、ただただ食糧がないのが理由という設定などは、良いですね。)

正直、バトルの面白さは無双系だけあって4巻ぐらいまでがピークであり、その先はバトルパートに特別な魅力はありませんが、バトル以外の描写で十分読めるので、7巻現在でも面白く読める感じですね。

(どちらかといえば、本編を進めるよりも、コメディメインの番外編をたくさん挿入した方が長く売れそうな漫画ではあります。)

 

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