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2022年1月に読んだ漫画の感想(のボルダ、パリピ孔明、愚者の星)

のボルダ(1)/鬼頭莫宏

のりりんに引き続いての趣味漫画

ぼくらの」ではなく、「のりりん」のノリで描かれたボルダリング趣味漫画です。「のりりん」と同じで、あくまで趣味の範疇で、という描き方なのが鬼頭先生らしくて良いですね。

「のりりん」もそうなのですが、競うスポーツとしてではなく、楽しむスポーツとして描かれるのが非常に良くて、やってみたいな、という率直な気持ちが湧いてきます。

「ぼくらの」や「のりりん」に引き続き、鬼頭節とも言うべき台詞回しもありますが、そのアクセントがあるからこそ、こういう平坦な漫画でも、面白いと感じられるのでしょうね。

もちろん、自分がボルダリングを始めることはないわけではありますが、趣味に向き合う気持ちというか、趣味の良いところを見つめる目線というのが自分の中に生まれるような感覚がある漫画で、趣味を描く漫画としては、「のりりん」に引き続いて、稀有な漫画だなーと思います。

いや、素晴らしい漫画ですよ、「のボルダ」。

パリピ孔明(1-8)

純粋に完成度の高い英霊現代転生もの

諸葛孔明が現代日本に転生して、音楽シーンに携わったら、という、英霊現代転生ものです。

タイトルのキャッチーさというか、軽さで少し食わず嫌いしていたのですが、実際に読んでみると「解釈違い」のようなものには陥らず、横山三国志的な落ち着いて理性的な諸葛孔明のイメージを崩さないまま、「諸葛孔明の知恵で無名だが実力のあるアーティストの支援をさせたら」というifを描いていて、非常に良いですね

主人公のEIKOを中心に、周辺のキャラクターも魅力的ですし、ジャンプ+黎明期のDJ漫画の名作「とんかつDJアゲ太郎」などと同じく、音楽を通じて相手を仲間に引き入れて、ファンを獲得し、拡大していく流れがあるので、アツいです。

お前、それは打ち筋が細すぎるやろ…という展開もなくはないのですが、「まあ、孔明の計略やし…」みたいな変な納得感に収斂するのも良いですね。

強い設定を癖のない美麗な画力でグリっと押していく漫画なので、純粋に完成度が高いです。おすすめです。

愚者の星(1-6)/遠藤浩輝

漫画力高いが、特筆すべきものもない感じ

オールラウンダー廻」の遠藤先生の最新作です。引き続き漫画力高いので読んでて純粋に楽しいです。

ただ、漫画力でゴリ押している部分は多分にあり、目を見張って個別におすすめ出来るようなポイントも思い浮かばないので、「オールラウンダー廻」が好きだったら、という感じでしょうか。

尚、戦闘中にキャラの区別が付きづらいという意見がありましたが、途中からカットインが入るようになって、かなり改善してますね。この辺、Web漫画ですぐに読者のコメントが編集の目に入る、というところはあったりするのかもしれません。

 

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