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アイロンビーズ(ナノビーズ)が楽しいので、大人がやるために一通りそろえてみました。

この記事は別室に移転しました。3秒後に転送します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

子どもにアイロンビーズをプレゼントした際に、自分で一緒にやっていてかなり楽しかったので、より小さいサイズのナノビーズの環境を整備してみました。

ナノビーズ制作環境の整備について、いろいろと調べていたのですが、おもったよりも情報が少なかったので、そろえたものなどを記録しておきます。

①アイロンビーズについて

アイロンビーズはアイロン程度の熱を与えると変形して溶けるビーズです。並べて溶かして変形させることで、色々なキャラクターやモチーフを作成できます。たぶん、子供のころにやったことがあると思います。

実質的に色数の限られたドット打ちのようなものなので、スーファミレベルのドット絵であれば大抵再現可能です。作りやすいのは、ポケモン・カービィなど、任天堂系のキャラクターや、SFC時代のFFやDQのキャラクターでしょうか。

(最新機のドットRPGのオクトパストラベラーのキャラクターも、色の工夫が必要にせよ、なんとか作成可能です)

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オクトパストラベラーの主人公の一人プリムロゼ。大きいので1時間ぐらいかかった。

②サイズのバリエーション

アイロンビーズは通常サイズの直径5mmぐらいのものと、大人向けのより細かいサイズの直径2.6mmぐらいのものがあります。メーカーによってサイズや名前は違うけれども、基本的には変わりません。

  • 5mm:パーラービーズ、ミドルフューズビーズ、アイロンビーズ
  • 2.6mm:ナノビーズ、ミニフューズビーズ、ミニアイロンビーズ

直径で書いてしまうと、あまり大きさに差がないような気がしてきますが、表面積で言えば4倍ぐらいの違いがあるので、実際に実物を比較すると、相当差があります

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イーブイのみ、通常サイズなので明らかにデカいです。これはこれで味がありますね。

③メーカーによる違い

だいたい、手に入るものには以下の3種類ある、と捉えておけば良いかと思います。僕が使っているのは、カワダのパーラービーズ・ナノビーズシリーズです。

(1) パーラービーズ・ナノビーズ

一般的なおもちゃ売り場に並んでおり、大手家電店のネット通販などでも購入しやすいのはカワダが出しているパーラービーズ・ナノビーズのシリーズです。

日本における正規ブランド品、と思えばいいです(輸入ものだと思いますが)。ポケモンセンターなんかで販売しているアイロンビーズで作るポケモンのシリーズなんかも、カワダのナノビーズのバリエーションですね。

アイロンビーズの普及品であり、手に入りやすく、品質も安定しており、色のバリエーションも50色程度あります。入門キット、全色セットなどもあり、おすすめです。

対抗馬となるフューズビーズと比べると、色が足りなくなったときに、Amazonやヨドバシカメラが1色200円ちょいで翌日までに届けてくれる、という利便性が最大の魅力です。

(2) アイロンビーズ・ミニアイロンビーズ(ミニミニアイロンビーズ)

100円ショップなどで購入できる実質的なノンブランド品です。メルカリやAmazonマーケットプレイスで販売されているものも、100円ショップで販売されているこれと同じようなもの、らしいですね。 

買ったことがないので真偽不明ですが、ネットの情報では、アイロンビーズ・ミニアイロンビーズともに少し柔らかめで、品質にばらつきがあるらしいです。

そもそも、パーラービーズ・ナノビーズも高いものではないので、品質に疑念のあるノンブランド品に手を出す必要性はないですね。

尚、他メーカーのものと混ぜて使うと、溶ける温度が違ったり、高さが違ったりしてアイロン工程でうまくくっつかず、バラバラになってしまう可能性が上がるとか…(ナノビーズ×ミニフューズビーズは問題ないみたいですが)。

30分以上かけて並べたビーズがアイロン工程でバラバラになるのは、もう二度とアイロンビーズをやりたくなくなるレベルの悲劇なので、試さない方がよいです。

(3) ミドルフューズビーズ・ミニフューズビーズ

アイロンビーズ専門のネットショップであるピクセルピコさんが独自に輸入販売しているアイロンビーズシリーズ。

パーラービーズ・ナノビーズと比べて、少し柔らかめということですが、専門店の取り扱い商品だけあって、メーカーへの品質要求もしっかりされており、品質は良いそうです。

ピクセルピコ (pixelpico.com)

魅力はナノビーズの48色を遥かに超える170色以上の色バリエーションですね。価格は送料加味するとパーラービーズ・ナノビーズとあまり変わらないので、色バリエーションを重視するか、買いやすさを重視するか、でしょうか。

④はじめるにあたって揃えるべきもの

以下は、ミニサイズのナノビーズを前提に書きます。通常アイロンビーズも妙味はあるんですが、大人が作りたいものを作ると、めちゃデカい…。ナノビーズの方が出来上がったあとの取り扱いが楽です。

初めてやるのであれば、以下のようなキットを買って試してみるのもいいかもしれません。ただ、粒当たりの単価でみると相当割高なので、思い切って48色セットなどを揃えてしまうのも手です。

(1) ナノビーズのセット

1000粒単品売り、250粒×24色セット、250粒×48色セットがあります。

大量に粒を消費する色は白・黒・ダークグレイ・黄色など、相当限られますので、単色で1000粒買うと余ります。その反面、色がないと表現が狭まるので、250粒×48色を購入して色を一旦そろえてしまうのがノンストレスかと思います。

(尚、なぜかゴールドカラーは単品で売っていません。使うことはあまりないですが、時々使うと楽しいです。冒頭のプリムロゼの腕輪などで使っています)

48色で3000円ぐらい。単色だと300円しないぐらい。よく使うカラーは本当に一瞬でなくなるので、黒・白ぐらいは単品でも買っておいた方がいいかもしれないですね。

尚、セットにはアイロンビーズ原材料しか入っていないので、ピンセットなどは別で買う必要があります。

(2) ピンセット・ベースプレート

ピンセットは公式のものと、一般的な精密ピンセットがありますが、一般的な精密ピンセットだと構造上ナノビーズの穴に詰まるので、公式ピンセットがおすすめです。

(穴に差し込んで取ることが多いので、細い部分が根元までないと詰まりやすいです。詰まると結構ストレスです) 

ベースプレートも、公式のものを買うのがベターですね。sサイズが2枚入っており、合体させることができるので、相当大きいもの以外は作れます。

(だいたい、オクトパストラベラーのキャラクタや、大きめサイズになる伝説のポケモンあたりのサイズ感がsサイズ2枚。Lサイズと言われているものが、Sサイズ4枚分です。ピクセルピコさんで売ってますね。)

(3) ナノビーズ収納容器(いわゆるパレット)

48色ある、ということは、48色をきちんと分割して保存しなければならない、ということで、 蓋が締まってロックできる・中で混ざらない・部屋がたくさんある・高さがさほどない、といった条件を満たす容器が必要です。

公式が用意しているツールはクッソ高いので、悩みどころです。色々な解があるとは思いますが、ぼくはトラスコ中山のツールボックスTPC-102Mを5つ買って運用しています。

5つで800円ぐらいと割安ですが、さすがトラスコ中山製、という安定感があります。

ただ、直接ケースから取ろうとしてケースにピンセットが引っかかり、ケースが制作中のビーズに衝突して崩壊、という悲惨な事件が何度も発生しているので、もう少し浅い方が使いやすいかもしれません。

(4) アイロン

アイロンがあればなんでも良いのですが、アイロンビーズのためにアイロンを買う!ということであれば、スチーム穴のないPanasonicのNI-A66-Kアイロンを買えばいいと思います。Panasonic製で安心安全。結構かっこいいですね。 

 (スチーム用の穴がついている我が家のアイロンでは、完成時に結構溶けムラがあり、取れやすかったりはします。ナノビーズだとより顕著にそうですね。)

⑤まとめ

というわけで、アイロンビーズの環境整備について、まとめました。公式の道具も他と比較して高いわけではないので、カワダの公式製品を買うと、変な不満が生まれず、良いのではないかと思います。

あくまでナノビーズで始めるなら、というだけですし、ピクセルピコさんでミニフューズビーズを購入してしまうというのもありだと思います。

(ただ、ピクセルピコさんには小分けのセット商品がないので、スモールスタートすることが難しく、結構しんどいと思います。ナノビーズで入るのがやはり一番無難そうではありますね)

低コストで始められて、子供もよろこぶ趣味としては、非常に良く、おすすめです。既存のドット絵をアイロンビーズ化するだけでも、対応する色がない中で、きれいに表現するにはどう色を並べるか考える余地があるので、きれいに出来ると楽しいですね。

 

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