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学習・体験・消費のメモ帳

2021年上半期に買ってよかったNintendoswitchのソフトその3「オクトパストラベラー」

上半期に買ってよかったおすすめのゲームその3です。とりあえず、これで終わりですかね(買ったゲームは「ABZU」など、他にもあるものの、そこまで印象深くないので書かない可能性が高いです)。どれもこれも2021年上半期発売のゲームじゃないのですが、上半期に買ったゲームなので良いのです。

前回、前々回は以下の通り。一番のおすすめはその1で紹介した「はたらくUFO」ですね。

2021年上半期に買って良かったNintendoswitchソフトその1「はたらくUFO」「コンダクトトゥギャザー!」 - teke teke my life

2021年上半期に買ってよかったNintendoswitchのソフトその2「Fit Boxing2」「シェフィ」 - teke teke my life

オクトパストラベラー(スクウェア・エニックス)

美麗なドット絵で描かれる古き良きJRPG

オクトパストラベラーはスクウェア・エニックスが制作した2DのRPGです。全体の雰囲気は「サガフロンティア2」をさらにリッチにした感じで、システムや戦闘に面白さの重きを置いている点も、古き良きサガ系JRPGを意識した感じの作風です。

紹介映像を見ると特に印象的なのですが、とにかくドット絵で描かれる世界が美麗!それに合わせられる音楽も素晴らしいです。メインテーマを聴くだけで心が踊りますねー。

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比較的普遍的なコマンドバトルですが、ブレイク・ブーストがとても楽しい

バトルは実質ターン制のコマンドバトルで、一定回数弱点を突くと「ブレイク」が発生し、敵の行動を飛ばせるシステムになっています。ブレイク中は与えるダメージが2倍になるので、如何に効率的にブレイクさせて、ブレイクから復帰するまでの間に大ダメージを与えるかがポイントになります。

それに加えて、最大5段階まで通常攻撃の回数を増やしたり、スキルの効果や成功率を高める「ブースト」システムがあるため、何に「ブースト」を使うか、どこで「ブースト」を使って攻めるかといった戦略性を求められます。補助スキルや盗み系スキルにも使えるので、ブースト回りのプレイヤーの選択肢が多く、熟練のJRPGプレイヤーでも悩ませられます。

このブーストの付与はRボタンで行うのですが、ブースト付与時のエフェクトやキャラの掛け声も「これから大技を仕掛けていくぞ!」という気持ちを盛り上げるものとなっており、Rボタンを押すのが非常に気持ちが良いです。

本作のボス戦はかなり戦闘が長引きやすいのですが、ブースト回りの緩急があるので、あまり気になりません。

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ヒット数の多い技でブレイクしていくのが基本。ブレイク時のエフェクトも美麗で楽しい。

ボス戦も含めて、難易度は高め。

ボスも、普通に進めているだけだと相当強く感じる程度の強さに設定されており、特に第3章以降は一定の条件でボスが戦闘中に強い行動パターンに変化して一気呵成に攻めてくるので、ギリギリの戦いを楽しめます。

「サガ・スカーレットグレイス」のような雑魚戦まですべてのバトルが高難度、というわけではないのですが、それに近しいようなハラハラドキドキするバトルが楽しめる設計となっています。

ジョブシステムも非常にバランスが良く、洗練されている

本作では各主人公の基本ジョブに加えて補助のバトルジョブとサポートアビリティを設定できるようになっており、組み合わせによってパーティの弱点を補ったり、長所を伸ばせるようになっています。

良くあるタイプのシステムではありますが、どのジョブも腐らないように見事にバランス調整されており、強い組み合わせもたくさんあるので、組み合わせを考えるのが非常に楽しいですね。

(もちろん、終盤になるとほぼ固定化はされてくるのですが、アビリティの枠の問題もあり、強いアビリティを全部持たせればパーティ全体の強さが上がるわけでもないので、考える余地はやはり残ります)

バフデバフも重要なので熟練プレイヤー向け

また、本作はバフ・デバフ・状態異常の効果も極めて大きいです。

本作のボスは概ねRPGの文脈に沿った攻撃や特徴を持っているため、物理が強そうな相手なら物理デバフ、状態異常をしてきそうであれば状態異常無効化を張るなど、特徴を想定して対策をすることが出来ます。

凶悪なボスでも、対策を適切に打つことで、一転楽になったりもするので、工夫のし甲斐があり、楽しいですね。

(ブレイクやブーストを活用した上で、ジョブやアビリティの特徴・強い組み合わせを理解し、ある程度適切にバフデバフを張っている前提の難易度になっているので、RPG初心者にはしんどいかもしれません)

各主人公に用意されたフィールドコマンドも楽しい!

盗賊のテリオンであれば町人からの盗み、商人のトレサであればアイテムの買取といった形で、主人公8人の各職業に合わせたフィールドコマンドを使って街の人に対してアクションを起こすことができます。

テリオンの「盗む」では低確率ながら現段階では手に入らないレベルの武器防具を入手することができたり、オフィーリアの「導く」ではバトル中町人を呼び出して援護してもらうことができるようになるなど、それぞれのアクションは明確なメリットがあるので、プレイしていて新しい街に行くたびに新たな気持ちで探索ができます。

サイラス・アーフェンの情報収集系のフィールドコマンドで各街の人々の設定が開示されるのは奥行きが感じられて面白いですね(そこまでゲーム進行上のメリットがないのは惜しいところですが)

(余談)低確率の「盗む」リセマラでバランス崩壊する?

尚、テリオンの低確率「盗む」やオルベリク「試合」のドロップ品で序盤から終盤まで使える武器が手に入ったりするのですが、それでゲームバランスが崩壊するか、というとそんなことはなく、多少ゴリ押せるようになる程度です。店売り装備も相当強いゲームなので、その時点でちょっと強いキャラクタが出来る、といった程度ですね。装備品を強くするよりも、強いジョブ・アビリティの組み合わせを使う方が強いです。

そもそもバトルの難易度が高いところもあるので、RPG初心者救済の意味合いのあるのかもしれません。

RPGに慣れたプレイヤーであれば、3%の「金の斧」盗むをリセマラするよりも、ストーリーを進めてしまった方が早く強くなりますし、中盤以降の成功率3%系装備は確定で買えるトレサの「買取り」で集めるほうが楽です。

(「金の斧」リセマラは本作のある種の醍醐味みたいなものではあるので、リセマラ自体は否定しません。3%が成功したときの快感は確かにありますしね。ぼくはソシャゲはプレイしないようにしているのですが、入手するまでガチャを回したくなるのが身を持ってわかります。)

ストーリーは薄味ながら、どれかが20代・30代の大人に刺さる造り

8人の独立したストーリーなので、全体的に薄味なのは否めませんし、キャラクターごとの掛け合い・助け合いもパーティチャット程度しかなく、8人が一緒に旅している感はあまりありません。成長物語、という感じでもないです。

ただ、8つの物語は各主人公の生き方を描くものになっているので、大人がプレイすると自分の生き方に照らし合わせて、どれかが刺さるのではないかな、とは思います。

ぼくの場合は「オルベリク」「ハンイット」「サイラス」シナリオにはグッとくるものがあったのですが、社会人・大人としての経験から刺さるものがあったのだと思いますし、人によっては「トレサ」シナリオの明るさに救われる人もいるんじゃないですかね。

(多少、どうかなーと思うシナリオもなくはないのですが、それも人によって感じ方は様々かな、と思います。)

8人クリア後の伏線回収も綺麗ですし、ストーリーを目当てにプレイするゲームではないですが、十分楽しめると思います。

パーティチャットは秀逸。もっと見たかった

各シナリオの進行中に特定のメンバーがパーティに居る場合、パーティチャットが発生するのですが、キャラクタの魅力・関係性が垣間見えるものとなっていて、非常に秀逸です。

プリムロゼやハンイットの意外な一面、アーフェン・トレサと「先生」であるサイラスの師弟関係、オルベリクとテリオンの互いを認め合う姿など、もっと観たいなぁ、と思わせられること請け合いです。

(学者である「サイラス」と盗賊である「テリオン」の相性が悪かったりするのも面白いですね)

総じて非常に良い作品なのですが、一部気になる点はあります

上記の通り、総じて非常に出来の良いRPGであり、サガシリーズが好きだったり、FF5~9あたりが好きな方であれば、非常に楽しく遊べると思います。

OCTOPATH TRAVELER|オンラインコード版

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  • スクウェア・エニックス
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 尚、以下の点は目をつぶれる範囲内ですが、プレイしていて若干気になるところかもしれません。とはいえ、ゲームの魅力を損なうものではないので、問題はないのですが。

  • 素のエンカウント率が高すぎる(スキル「エンカウント半減」が必須なぐらい)
  • テリオンがいないとダンジョン内の紫宝箱が開けられない(戻ってくる必要がある)
  • 確率でのアクションとなる邪道フィールドコマンド失敗時のコストが重すぎる(複数回失敗すると街と険悪になるのですが、回復のためのコストが高いので気軽にできない)
  • パーティチャットの発生条件が特定シーンでパーティに居るは厳しすぎる(控えの場合でも発生で良かったのでは)
  • 8人クリア後のシナリオ発生条件がわかりづらい(もっとわかりやすくて良いのでは…)
  • テリオンだけガチの犯罪者なので、テリオンシナリオへのパーティ同行は相当違和感がある